当院の痩身治療は、耳ツボへの刺激により食欲を抑えること目的とします。さらに、ホルモンバランスの調整、便秘などに対する整腸作用、新陳代謝の促進、ダイエットにより生じやすい精神的ストレスの軽減などを目的に、はり治療を行います。 |
身体に脂肪が過剰に蓄積した状態となる肥満は、美容からの観点だけでなく、膝や腰に負担をかけると同時に生活習慣病にかかりやすくなります。
【肥満に起こりやすい病気】
◎呼吸器疾患:睡眠時無呼吸症候群など
◎循環器疾患:高血圧、動脈硬化、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、脳出血など
◎消化器疾患:逆流性食道炎、脂肪肝、NASH(非アルコール性脂肪性肝炎)など
◎婦人科疾患:月経異常、不妊症、妊娠中毒症など
◎代謝性疾患:糖尿病、高脂血症、痛風など |
また、肥満による内臓脂肪の蓄積は「高血圧」「高脂血症」「高血糖」などを重複して引き起こしやすくなるとともに、動脈硬化を飛躍的に進めます。その結果、生命に関わる心筋梗塞や脳梗塞などを発病する危険性が高くなると近年の研究でわかってきたのです。これを『メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)』といい、テレビや雑誌などでよく見かけるようになりました。
現在わが国では、メタボリックシンドロームの人が約1300万人、予備軍が約1200万人いると言われています。
【わが国のメタボリックシンドロームの診断基準】
◎内臓脂肪の蓄積:ウエストが男性85cm以上、女性90cm以上
◎上記の内臓脂肪の蓄積に加え、以下のうち二項目以上が該当する場合
@高脂血症:中性脂肪が150mg/dl以上、
あるいはHDLコレストロール値が40mg/dl未満
A高血圧:収縮期血圧が130mg/Hg以上、
あるいは拡張期血圧が85mg/Hg以上
B高血糖:空腹時血糖値が110mg/dl以上 |
肥満の約90%は単純性肥満といわれるタイプで、体内エネルギーの蓄積増大と消費量低下が最大の原因となります。
簡単に言うと「食べすぎ」と「運動不足」です。食べ過ぎによる体内エネルギーの蓄積と、運動不足による体内エネルギーの消費バランスが崩れているために起こるということです。
もちろん更年期を迎えた女性などは、ホルモン分泌などが影響することで、このバランスが崩れやすくなったりします。加齢により基礎代謝が衰えてきたりもしますし、もともと体質的に太りやすい人もいます。
だからといって「太っても仕方がない…」とあきらめてはいけません。生活習慣病は静かに進行するのです。
「当院で痩身治療をしたから何をしていても簡単に痩せますよ!」とは言いません。はっきり申し上げまして、楽ありきのダイエットは無いと私は考えています。
あくまでも、ご本人のやる気と努力が一番大切なのです。ダイエットに対する正確な知識をご説明しながら、そのやる気と努力をお手伝いさせていただくことが当院の痩身治療の目的です。 |
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